送別会

今年度の送別会は、早めで３月17日でした。この時期、準備にちょっと出遅れると金曜日はまったく店の予約がとれないじゃないですか。それで早めに準備しようと、宴会担当の女子学生に「手伝うからね」と言っておいたのですがそれが失敗だったみたい。

「手伝って下さい」と言われてからやれば良かったんですよね。こっちから「手伝うね」と言うと、なんとなく強制的に「早くやれよ」と言ってるように聞こえるでしょう。というのも、いつも後輩の面倒を良くみてる学生さんが、長期出張で不在なので、これは大変だと思い「手伝うから」と何度も言ってしまったんです。

皆の予定聞いて、場所決めて、ここまでは普通の宴会と同じだけど、送別会ともなると記念品を購入したり、色紙を用意したり面倒な雑務が増えるんです。担当の子は同期生がだれもいないのに就職活動で忙しく、送別会の準備をしてる余裕もなかったんですね。（だからこそ、手伝うと言ったんですが。）

わざわざ時間を作って、色紙とプレゼント買いに一緒に出かけたのは良いんですが、彼女のちょっとした愚痴を聞いて失敗したなあ、と思いました。送別会まで１年も付き合ってないのに、それぞれ研究室を出る人にメッセージを書けと言われても、良く知らない人に贈る言葉なんて書けないし、何が欲しいのかもわからない、と言うんです。だいたい入ってすぐ宴会担当させるって、どういう研究室なんでしょうね、のような事も言ってました。

私が入った時には既に、飲み会の幹事はM1の学生って決まっていたようでした。色紙に関しては、確かにその年に卒業あるいは転勤する人にメッセージを、と言われて私も困りました。なので彼女の発言を責める気は全然ないんですけど、先輩たち、あるいは少しでもお世話になった研究員の方たちを気持ちよく送り出してあげれば良いのになあ、思うんです。そしてそれは後輩の仕事ではないかとも思います。

こういう事があったので、次回の送別会は私が幹事をやろうと思いました。次回は自分の研究室から２名、確実に送別する事になるし、その２名はとても大事な人たちだから。今からプレゼントを考えてます。もちろん、今回の送別会のため時間を裂いてくれた彼女も送別することになるので、３名分ですね。

結局、多忙な教授たちの都合で、月曜日の宴会となりました。

宴会ではめずらしく「チーズフォンデュ」などが出て、おいしくいただきました。

写真はエビのアヒージョです。