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どたばた秘書日記2 ラスト 6/9 [秘書日記最終月]

【ザ・農学部2】
 「おはようございます…。」と入っていくと、「機嫌わるいなぁ~」と教授。機嫌が悪い、と言うより、悲しいんです。2階の事務室に寄って、ネックレスの落し物が届いてないかどうか、確認したら届いてなかったんだもん。

 教授は「土曜日に、来たの?」と聞いてくれた。「私、休みの間に来て仕事しました」風に机にいろいろ置いて帰ったからね。「実験室に居たんだよ」ええ、わかってました。でもわざわざサインをもらいに行っても、事務室は開いてないし、速達で出せるだけの切手も持ってなかったから今日でいいや、と思ったので。

 カフェテリアへランチへ行くと、もうすぐ食べ終わるころにO教授が現れ、一緒に話をしながら食べた。もっぱら7月のロシア出張の話だ。食事が終わって外に出ると、O教授は「それじゃ、9月の出張の予定も、早いうちにミエさんに連絡します」と言った。
「はい、わかりました。」と答えたものの、教授に「も~、O教授、やだ。7月の手続きでパニック状態なのに、9月の話なんてしないでよ~」と、泣きつくと、教授は笑って「ロシアは特別だからね」と言った。
 
 農学部のKKさんから電話があり、「私の7月からの仕事を割り振ろう会議」をするので都合の良い日を教えてください、という。そりゃ、忙しい先生方に合わせるから良いとしても。私、たくさん仕事割り振られちゃうのかな?農学部のどの先生も自分の研究費から私を雇おうとしてないのに、自分の仕事も手伝ってもらおうって、どうよ?

 最近、イライラしている私は、このことを教授に訴えると「まあ、でもやらないと居心地悪くなるだろうし…。こっちの仕事がたくさんある、って事をO教授に言っておくよ」と言ってくれた。

 わかってます。私がグチグチ言うのは、教授に甘えてダダこねてるだけ。自信ないから、教授に「大丈夫」とか「お前ならできる」とか言って欲しいだけ。たぶん、わかってると思うけど。もっとほめて!


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